八方池の浚渫作業を行いました
標高2,060mにある八方池は、雪に押し出された土砂が堆積した場所に、雪解け水や雨水が溜まってできた「天然の池」です。
残雪の解氷風景や、好天に恵まれた日に望む池越しの白馬三山はまさに絶景で『米国CNN日本の最も美しい場所36選』にも選出されました。
今シーズンの営業は終了しましたが、弊社が運営する「黒菱スカイライン」を使って訪れる人も多く、八方池までのハイキングコースは、グリーンシーズンの観光名所となっています。
少し前になりますが、10月中旬に八方池の浚渫作業を行いました。
「浚渫 しゅんせつ 」とは水底をさらって土砂などを取り除くことで、今回の作業は、2008年以来14年ぶりとなります。
土砂が池に流れ込んで徐々に堆積し始めているためで、土砂が堆積するとクロサンショウウオなど自然の生物が暮らす環境に影響を与えてしまいます。
八方尾根自然環境保全協議会が中心となり、地元ボランティア、白馬村の関係者、環境省の皆さんと作業を行いました。
当日は掘り起こし、袋詰め、運搬、積み上げを全て手作業で行う重労働となりましたが、無事に終えることが出来ました。
この後、八方池は来年の春まで雪の下になり、姿が見えなくなります。
また来年、八方池の美しい姿が見られるのを楽しみにしています。